査察官の仕事

税務調査の実施部署の中で最終権力を発揮するのが、査察部門です。

査察部門は、通常の調査では把握できない大口悪質な所得隠し・脱税を摘発することを目的に、国税犯則取締法に基づき裁判所の許可状を得て強制調査を行います。では、その査察とはどのような方法で仕事をしているのでしょうか。

映画「マルサの女」やテレビの2時間番組等で、大まかな事はご承知の方も多いと思います。しかし、実際には地味な仕事も多く、細かい調査とチームワークが必要な仕事です。

まず第一には、嫌疑者を抽出する仕事です。その為には、様々な情報を入手し分析し、社会・経済情勢を見極めながら、しぼりこんでいきます。数人で構成されるチームが数ヶ月もかけて行うこともあります。

第二には、抽出された嫌疑者の所得隠し・脱税の方法や規模を報告書にまとめ、その嫌疑内容を裁判官に説明して強制調査の許可状を受ける事が必要です。そして、強制調査当日には、嫌疑者宅はもちろん、それ以外にも不正加担している取引先や関係先などにも及び、数十人の査察官が証拠を把握すべく一斉に行動を起こします。査察官が最も緊張するときです。

第三は、強制調査により押収した証拠資料を丹念に読み、並行して嫌疑者への質問調査などから脱税容疑を固めていく仕事です。この作業も思ったより時間がかかります。脱税の容疑が固まった段階で検察官に告訴することになります。

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税務調査って何?

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