斎藤元経団連会長長男の脱税事件

斎藤元経団連会長長男の脱税事件。この事件は、「無記名の割引金融債」を使用した所得隠し事件として有名である。「無記名の割引金融債」とはワりショーとかワリトーとか呼ばれるもので、購入後、債権を無記名で持って帰ることができるものである。

斎藤被告は、父、英四郎氏の遺産約38億9000万円を姉とともに相続したが、そのうち約16億円分を、無記名の割引金融債を購入し、知人の個人名義で借りていた貸金庫に隠し、申告をしなかった。この割引債の存在は姉にも知らせていなかったということで、斎藤被告、個人の犯行といわれる。姉の分を合わせると、脱税額は、約9億8000万円に上る。斎藤被告には懲役1年8月、罰金1億6000万円の実刑判決が確定している。

実は所得隠しの一つとしてこの「無記名の割引金融債」を利用する方法も多い。無記名(債券を持ち帰った場合)で金融機関から購入できるからである。

しかし、こういった場合は預金の入出金徹底チェックや金融機関での割引債の販売記録の照らし合わせ等によりその存在を確認できるのです。所得隠しや脱税は必ずわかってしまうものです。

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